市民活動推進委員会から報告 ほか
トカラ列島で地震が続いています。過去に例を見ない連続発生で、昨日は震度6弱を観測。南西諸島はプレートの境目にあり地震そのものは珍しくないですが、これだけ続くといささか不安になります。
3日、小田原市市民活動推進委員会の皆さんから、二年間をかけて行った第11期委員会の検討内容をまとめた答申書を頂きました。小田原が誇る地域資源の最も重要なもののひとつが、活発かつ意欲的な市民活動の存在。その育成や支援にまつわる様々な制度や仕組み作り、体制の整備などについて、20年以上の歳月をかけて都度提言を頂いてきたのが、この市民活動推進委員会です。
今回の答申では、①より多くの市民が「協働」に関心を持ち取り組んでもらえるよう、概要を記した「協働事業のガイドライン」の作成と市内各所への配架、②「市民活動・協働 応援制度」のバージョンアップ、③市民交流センターUMECO指定管理者に対する第三者評価の見直し、の3点につき、提言を頂きました。
UMECOも開設から今年で10年。コロナ禍を経て時代と社会の局面も変わり、持続可能な地域社会への道筋を如何に見いだすかが大事な時期であり、市民活動も更なる進化・深化を遂げるべきタイミングです。3期目から委員会に参加され、これまで18年間委員長として率いて頂いている東海大学教授の前田成東さんをはじめ、委員の皆さんには積年の感謝と共に、引き続きのご指導をお願いしました。
午前中、小田原小規模保育会会長でアミッチ保育園の吉村園長らがご来室。昨年、市内に13ある小規模保育事業所の皆さんが中心となり、「小規模事業の良さを知ってもらい、地域との関わりの中で子どもたちが育っていくつながり、環境をつくりたい」との思いから企画された「おだわら保育マルシェ」を初めて開催されました。今年はまだ具体的な実施方法などは検討中とのことですが、規模を拡大して開催予定とのこと。市としても応援していきます。
小田原歯科医師会の新役員の皆さんもご挨拶に来られました。新会長となられた曽根秀明さんは、私の中学時代の同級生であり、たいへん親しい間柄です。副会長の川瀬さん・松下さん、専務理事の橋本さんも交え、これまでも市として重点的に取り組んできた「口腔からの健康づくり」の更なる推進に向け、意見交換をさせて頂きました。また、来年夏に開催予定の「お口の健康フェスティバル」では、かなり大がかりな企画をお考えのようで、とても楽しみです。
夕刻は、「市民と市長との地域活動懇談会」を足柄地区にて開催。居住者の高齢化が進む大規模マンション「セントラルハイツ」での意欲的な取り組み、有志による子ども食堂の活動、グラウンドゴルフを通じた子どもたちとの関わり作りなど、様々な工夫を凝らして活動が行われている様子を、たいへん心強く聞かせて頂きました。また、DXや若者支援など、市への前向きなご提案を資料にまとめてご持参頂いた方もおり、とても有り難く拝聴致しました。