クリーンさかわ、寄居北條まつり
11日、61歳の誕生日を迎えました。といっても普段と変わることなく、終日の公務。
朝一番で、「クリーンさかわ」の作業会場へ。丹沢や富士山麓に源を発し、足柄平野の田畑を潤し、小田原市の中央を貫流して相模湾に注ぐ、酒匂川。市民にとっての身近な自然空間であると共に、飯泉堰で取水された水は市民の8割近くの飲料水に、また送水されて横浜や川崎の飲料水になるなど、水源そのものでもあります。そのような「母なる川」の環境保全の一環で、両岸に漂着あるいは捨てられているごみを市民みんなで拾う環境美化活動。小田原市自治会総連合が主催し、流域沿岸の地域住民、地元企業、中学校、市民活動団体、県・市職員などが集結、河口から市域北部の報徳橋付近まで、10のブロックに分散して清掃を行います。
私が参加したのは、東富水地区の会場。自治会総連合の関野会長らと共に参加者に挨拶を行った後、2種類の収集袋を手に、他の参加者と共に河原へ。以前はかなりごみが集まった時期もありましたが、近年はマナーの向上もあってか、収集量は減っています。大雨で流量が増すと水流で流されるためか、河原でのごみは少なかったのですが、それでも皆さんが集めたごみの量はかなりに。
今年は約2700人の参加者によって、可燃・不燃それぞれ約1トンが集められました。昨年に比べ参加者は増え、ごみの量は減ったとのことです。今回で32回目の開催となっておりますが、いずれにしてもたいへん貴重な活動で、これからも継続されていくことでしょう。
作業終了後、ただちに埼玉県寄居町へ。第64回目となる「寄居北條まつり」に参加しました。つい先週、小田原にて第61回「小田原北條五代祭り」が催されたばかりですが、姉妹都市を締結している大切な間柄であり、市長退任後は伺えていなかったこともあって、是非にと足を運ばせてもらいました。
まず、町内の古刹・正龍寺を訪ね氏邦公と正室・大福御前への墓参を済ませた後、寄居町峯岸町長やまつり実行委員会の皆さんとご挨拶、パレードから合流。三代氏康の息子たち三兄弟(小田原:氏政、八王子:氏照、寄居:氏邦)がつなぐ姉妹都市盟約を締結する3市町を中心に、寄居町とご縁の深い近隣自治体からも首長らが参加、武者隊も連なっての賑やかなパレードでした。
寄居北條まつりの最大の見所は、前田利家率いる豊臣軍団を、氏邦を守る地元武士や領民たちが迎え撃つ、荒川・玉淀河原での合戦風景の再現。両岸から大砲が撃ち合われる中、町民の皆さんが扮する戦国武者たちが合戦を繰り広げる様子を、多くの観客と一緒に見守りました。
開会セレモニーでは、峯岸町長からも「北条五代の大河ドラマ化に向け、署名活動にご協力を!」との呼びかけが行われ、寄居駅前では特設の署名コーナーも。先日、小田原で提案した署名活動の強化がさっそく取り組まれていたことを、たいへん嬉しく感じました。
この日の寄居への行き帰りは、特に渋滞に遭うこともなく、とてもスムーズ(片道2時間弱)。帰宅後、家族がささやかに誕生祝いをしてくれました。